みなさまこんにちは。管理人のしょーこです♪
今回のエントリーでは「ベンジルグルコシノレート」を取り上げてみたいと思います。
そもそも「ベンジルグルコシノレートってなに?」という方のために簡単に紹介しておくと、マカに含まれている成分のひとつで、インターネット上の一部のサイトで「マカが妊娠にいいのはベンジルグルコシノレートが入っているから!」と紹介されている栄養成分です。
マカサプリの商品の中にも「ベンジルグルコシノレート○○mg配合!」などとうたっている商品もあり、それをみて「このサプリは妊娠にいいんだ♪」と感じてしまう女性もいらっしゃるのではないでしょうか?
でも、ベンジルグルコシノレートの配合量が多い商品がマカで妊活をしていた女性の中で最も効果が出ているのかというと、そうではありません。
そのデータからも「ベンジルグルコシノレートの含有量が多い=妊娠に良い」という公式は成立しません。
今回はその謎に迫ってみたいと思います。
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ベンジルグルコシノレートが妊娠に良いという臨床データは無い
まず事実として知っていただきたいのは、「ベンジルグルコシノレートが妊娠に良い」という科学的なデータは無いということです。
試しに○○mg配合!とうたっているメーカーさんに「ベンジルグルコシノレートが妊娠に良いというのは科学的に証明されてるんですか?」と聞いてみたのですが、「科学的なデータはありませんが、一般的に言われています。うちのマカでも妊娠したというお声をたくさんいただいています♪」という回答でした。
つまり、科学的なデータは無いけど、これまでの実績はあるのでうちのマカはいいですよ!というお話ですね。
「ベンジルグルコシノレートが妊娠に良い」とどこが言い出したのかが分からないのですが、情報が氾濫しているインターネット上のどこかから広まっていった噂ではないかなと思います。
じゃあマカの何が妊娠にいいの?


実はマカと妊娠に関する学術的な研究論文は唯一、中村学園大学薬膳科学研究所という所が発表しています。
■研究論文はこちら
この研究論文を簡単にまとめると、メスのラットを使った実験を行い、マカを与えたラットと、与えていないラットに分け、ストレスと加えてホルモン数値を計測したところ、マカを摂取していたラットの方が、摂取しなかったラットと比較して黄体形成ホルモン(LH)と卵胞刺激ホルモン(FSH)が上昇したという事が証明され、マカは妊娠に良いと結論付けています。
この論文の中で、「マカに入っている何がホルモンに対して作用したのか?」という点において、このような一文があります。
マカは妊娠に良いという事は分かったけど、その中の何が良いという成分の特定はできないという事です。なので、この論文で見ても、「ベンジルグルコシノレートが妊娠に良い」というデータは得られません。
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妊娠に良いのはペルー産のマカ
マカには原産地であるペルー産の他に、日本産や中国産がありますが、この中村学園大学薬膳科学研究所の研究で使われたマカはペルー産のマカであり、これも論文の中で明記されています。
女性の妊活マカサプリの老舗、ヤマノが提供しているマカを使って、マカが妊娠に良いとデータがでている事がわかります。
先ほどもマカにはペルー産の他にも日本産や中国産があると書きましたが、科学的に妊娠に良いと証明されているのはペルー産のマカだけです。
ここは注意が必要で、日本産マカや中国産マカを使用しているマカサプリメーカーも、この中村学園大学の研究データを出して、「マカは妊娠に良いと科学的に証明されています。」と紹介している悪質なメーカーもあります。
マカはもともと、アンデス山脈の標高4,000mを超える高地に生息する非常にデリケートな植物で、マカの種をそのまま植えても他の場所で育つ事はありません。
そのため、品種改良を繰り返して、栽培する場所に適応したマカを作り出すのですが、そうしてしまうとマカに含まれる成分が変わってしまい、同じマカでも中身が違うものになってしまいます。
例えば、ブルーベリーを例に出してみると、ブルーベリーは世界のいたるところで栽培されていますが、薬効成分が最も含まれているのは北欧産のブルーベリーと言われています。
その理由は一日中太陽が沈まない「白夜」です。
ブルーベリーの薬効成分というのは、強い紫外線などから自分の体を守るために体内に生成する成分であり、白夜は太陽が沈まない事から、世界の他の地域に比べてブルーベリーが受ける紫外線量が多くなります。
そのため、薬効成分がたくさん生成され、世界最高のブルーベリーとなるのです。
マカに置き換えると、標高4,000mというのは空気が薄く、太陽の紫外線が非常に強い環境です。
その苛酷な環境であるからこそ、マカは薬効成分をたくさん生成するのですが、このような環境はビニールハウスでは絶対に再現できません。
日本産マカの中には品種改良の中でベンジルグルコシノレートの含有量を上げたものもありますが、さきほど説明したように「ベンジルグルコシノレートが妊娠に良い」という図式が成立しないのならば、妊娠を希望する女性はペルー産のマカを摂取した方が良いと言えます。
事実、ペルー産のマカと日本産のマカでは含まれている薬効成分(二次代謝産物)の種類が異なっており、ペルー産の方がたくさんの薬効成分が検出されています。
妊娠に向けての体づくりにおすすめなのはヤマノのマカ!
私も妊活中にヤマノのマカを飲んでいたという事もありますが、妊活中の女性におすすめのマカは断然ヤマノのマカです。
1999年から女性用のマカを販売しており、販売実績も100万個を突破し、モンドセレクション金賞やJAS有機認定も受けており、妊活マカとしては一番メジャーなマカです。
中村学園大学薬膳科学研究所の研究にも使用され、ラットを使った実験で科学的に効果が証明されたマカでもあります。
妊活中でヤマノのマカを試した事のない方にはぜひ試してみてくださいね♪
それでは、今回も最後までお読みいただいてありがとうございました(*゚▽゚)ノ