あまり知られていませんが、収穫されたマカは乾燥し、中の水分を飛ばしてから粉末状に加工されます。
実はこの乾燥方法によって、その後にできるパウダーの栄養素が変わる事が最近の研究で分かってきました。
ここではかなりマニアックなネタだと思いますが、マカの乾燥方法と変わってしまう栄養素について取り上げてみたいと思います。
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マカの乾燥方法は大きく2種類!
マカを乾燥させる方法として大きく2つの方法があります。
一つは専用の機械を使って一気に乾燥させてしまう機械乾燥と、日光の下で長い時間をかけて乾燥させていく天日干し乾燥です。
それぞれのメリットとデメリットを以下にまとめてみたいと思います。
機械乾燥
機械乾燥のメリットはなんといっても手間がかからない事です。
機械で一気に乾燥させますので、手間もコストもカットできます。
しかし、その反面、デメリットとしてマカの成分が壊されてしまうという事があります。
マカには二次代謝産物という薬効成分が含まれていますが、機械乾燥をすることでこの成分が減ってしまいます。
天日乾燥
機械乾燥に対して天日乾燥では、自然の日光、紫外線、風で乾燥させますので非常に時間と手間がかかってしまいます。
乾燥期間は2ヶ月〜3ヶ月となっており、その間はアンデスの高地にならではの日光からの紫外線と、アンデス山脈から吹き下ろす風が不可欠で、中でもフニンという町の環境がマカの乾燥に最も適していると言われています。
手間はかかりますが、その分二次代謝産物が破壊されずにそのまま含有されるのでマカ本来の力がそのまま残ります。
また、時間をかけてしっかりとマカの奥まで乾燥されるので、残留水分量も機械乾燥と比べて低くすることが可能です。
天日干しができるのはペルーだけ!
天日干しができるのは標高4,000mを超える高地であるアンデス山脈のフニンだけだと言われています。
他の場所では天日干しができないというと語弊があるかもしれませんが、他の場所ではフニンと同じように乾燥させることはできないと言った方が良いかもしれません。
例えば、日本でマカの天日干しをしようとすると湿気も多いことや、日光の力も弱いことなどから、フニンと同じように乾燥させることはできないのです。
そのため、日本でもマカの栽培は行われていますが、ほとんどが機械乾燥となっており、天日干しがされているものは無いと思います。
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機械乾燥と天日乾燥の栄養の違い
機械乾燥は熱を加えて無理やりマカの水分を搾り出しますので、その中の栄養素も抜けてしまいます。
そのため、マカの薬効成分である二次代謝産物の種類が減ってしまいます。
女性のホルモンバランスを整えるためには薬効成分がしっかりと入っていないと効果がありません。
しかし、機械乾燥をすると二次代謝産物(薬効成分)のひとつであるベンジルグルコシノレートの含有量が天日干しのものより増えると言われています。
一部のサイトではこのベンジルグルコシノレートが妊娠やホルモンバランスの調整に良いと書かれていますが、実はこの科学的な根拠はありません。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
■ベンジルグルコシノレートが妊娠にいいってウソ?
https://woman-maca.com/gurukosinore-to/
科学的に妊娠に良いと言われているのはペルー産で天日干しで乾燥されたマカですので、私がこのサイトでペルー産のマカをおすすめしているのはそれが理由です。
妊活で選ぶなら天日干しのペルー産マカ
以上の通り、せっかく妊活でマカを飲むのであれば効果のあるものがいいですよね?
インターネットを見ているといろんなショップがマカを取り扱っていますが、天日干しをしているかどうかまで明記しているところはあまりありません。
そんな中でも私も飲んでいたヤマノのマカはペルーで天日干しをされており、さらには大学とのマカの共同研究で妊娠に対する効果が認められたマカでもあります。
妊活でマカを飲むのであれば、ぜひヤマノのマカは一度試しておいてください。
私の場合は辛かった冷え性も改善して、基礎体温もバッチリ二層になりましたよ!二人を出産したいまでも調子が良いのでマカを飲み続けています♪